シンベリン/さいたま芸術劇場 [演劇]

ネクスト・シアターのハムレットも観たのであった。


シェクスピアの力技ストーリー展開は慣れてるし、流行作家にありがちなキャラと設定の使い廻し(にちょっと後ろめたかったのか、ギリシャ悲劇のゼウスが出て来ちゃったりしてるけど)は慣れてはいるものの、今回はあんまり劇中トリップできなかった。

理由は。。。。。。


なんで大竹しのぶなの?

いやね、技巧で年齢を超越するってのはアリかもしんないけど、
アタシャ人間国宝が踊る娘道成寺にさえ感銘を受けないタイプのバチ当たりなんで、
冷めてしまうんです。
遠目ならまだしも、オペラグラス使うと現実に返る。
それに、大竹さんもう飽きた。。。

他に若手の女優はいないのか?

なにゆえに、蜷川さんは男優の使い方は上手いのに、たまに脳内が腐女子とシンクロしてるんじゃないかっつーくらい、男優さんに素敵な格好やあんなことやこんなことさせるのに、なんで若手の女優さんを使うのは下手なのか。

だから、大竹しのぶなのか。
田中裕子なのか。


戦争に赤子の泣き声とサイレンとか、拍子木とか、和洋折衷とか、最後後ろの扉が開いて世界転換とか、歌舞伎みたいに形式美として成り立たせちゃう方向なのはわかりました。



窪塚くん。
あの独特の台詞回してシェイクスピアの長台詞どうするんだろー? とワクワクしていました。
ちょっと押さえ気味だったけど、いい感じです。
何よりも彼の突如爆発する狂気は、どの役者にも表現できないもの。
好きですねー、役者として。


もう一度くらい観よっかなー。
つーか、ロンドン行って、向こうの観客の反応が観たい。
勝村さんのところ。

















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