源氏物語-千年の謎-

うーん。
いろんな意味で予想を超えなかった映画だった。


安倍晴明を出したのは、「平安モノは晴明以外売れない」と言われているからだろうけども、
晴明ブームはとっくの昔に去ったしなー。

昔、平安オタの知人がいて、夢枕獏が創造した晴明のイメージ(式神使うカッコイイイメージ)を大批判していたっけなー。

晴明が有名になったのって、60歳過ぎてからだからね。
つまり、道長と親交があったのは、晴明がじーちゃんになってからで、
彰子が敦成親王を出産したとき(1008年)は、すでにこの世にいない(1005年没)という。

まー、エンタメだからそんな史実はいーんだ。
平安ファンタジーで逃げるんだから、別にいーんだ。

貴族が地面に降りていようと、思いっきり走っていよーと(男性はともかく、女性は無理だろう?)、
平安ファンタジーだからいーんだ。

でも、やっぱり「千年の謎」なんて何もなかった件。
最後の光源氏の笑いがまったくもって蛇足だった件。

つまりは、角川映画ってつまんねー、に落ち着くという。



煌びやかなお衣装と、平安時代の寝殿造や調度品が映像で見られたのは良かったデス。

東山さんの道長が似合っていた。
もしや、道長タイプなのか?

あと、佐久間良子さんの所作がさすがであった。
着物が肌になじんでいる。
わずかなシーンであったけれども、私のイチ押し女優は佐久間良子さんである。
(先輩の言うこと聞いてそう答えておけばよかったんだよ、とーま)。

今の女優って、所作が下品だよねー。
普段着慣れていないのが、画面から滲み出てしまう。



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