12人の怒れる男-ロシア版- [映画]

時折無作為にDVDを借りて、乱読ならぬ“乱観”いたしまする。
そして、当たりに出会うと、すんげー得した気分。
100円で見ちゃってすみません。。。。

リメイクって、たいていツマンナイもんだが、このロシア版『12人の怒れる男』はオリジナルとはまた違ったテーマで面白かった。

繰り返し出てくるワンコが銜えているもの、最初の段階で何かわかっちゃったんだが、記憶の隅にあったからかも。

あと、テーマとは別に役者の男の台詞に深く頷いた。

つまり。

「芝居を見に来る客は、見る前から笑う準備をしている。だから笑う場面でなくても、必死に笑おうとする」


あー。
ロシアでも同じなんだー。
つーか、どの国も同じなんだなー。

芝居を見に来る人は、すべてとは言わないけれど、事実から目を背けて、笑うために来るんだ。
特に、新感線の自称ファンども。

そんなに、人生辛いですか?

まぁ、いいんですけど。


こういう優れた作品見る度に、人間の脳ってどうなってるんだろう? と思う。

たとえば、きのうは南京事件の日だったので、中国の新浪微博はネトウヨ祭りだった。
普段、穏やかなコメントしかされない日本大使館のアカウントなんて、汚い罵声で溢れていた。

脳みそのない暴力が蔓延ると、教養人は息を潜めてじっとしている。


どうにかならないかなー、これ。


何も理解できない脳みそがこの世に存在するかぎり、
平和なんてこないだろう。


ほとんどの人間は冷たい吹雪の舞う自由な外の世界よりも、暖かな拘束された部屋の中を選ぶのだから。









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