飛龍伝/新橋演舞場 [演劇]


役者が怒鳴るとセリフが割れて、3分の1以上聞き取れなかった。
劇場の構造なども関係するのかもしれないが、セリフ量の多い芝居は、明瞭に発音してナンボの世界。

内容も何を今さら感があり、時代から取り残されているよう。
暴力や差別の存在は自明の理である以上、ならば我々は今後どういう手段を採ればよいのか? というメッセージを提示しなければ、それこそタクシーでデモ現場に乗り付ける、あの時代の革命ごっこしていたお坊ちゃま連中と同じ。


浅間山荘事件でさー、立て籠もってる連中を説得するため、母親が呼ばれたんだが、その母親、中でリンチ事件起こしてる息子に、「僕ちゃん」って呼びかけたんだって(当時の指揮官の言)。
「僕ちゃん」と呼ばれて育った奴が、革命なんてちゃんちゃら可笑しいわ。


それから、徳重さんが下手っくそで、芝居全部がぶち壊し。
ラスト、泣きすぎだよ。
役者が自己陶酔に入ると、観客は却ってしらけます。

まあ、目当てはメイサちゃんだったし、チケットも割引の2600円だったから、いいか。
2時間半は拷問に近いが、メイサちゃんのおかげで乗り切れた。

『あずみ』のときは17歳だったけど、大人の女になったなー。
綺麗だなー。
ラストの赤いドレス、ありがとうございました。


新橋演舞場の3階席、死角は出来るけど、値段が安いから許せる。
ただ、この劇場も明治座も客層が酷く、田舎モノのオババが上演中おしゃべり。
おばば、おじじな観客が多い劇場である。
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